この記事は次のような疑問に向けて書かれています。
記事の前半では、両者の違いが電池交換のしやすさにあることを解説します。
また後半では、用途に合わせた後悔しない選び方を提案します。
MW-12GT-NとMW-12A-Nの違いは電池交換のしやすさ!
CASIO(カシオ)の12桁電卓の中でも安くて人気があるのがMW-12GT-NとMW-12A-Nです。
両者は見た目がそっくりで、違いが分からない人も多いと思います。
結論から言えば、電池交換のしやすさが決定的に違います。
違いは裏面の電池交換の蓋
どちらも表面は似ていますが、本体を裏返すと違いがはっきり分かります。
これが両者の最大の違いです。
以下のAmazonレビューにMW-12GT-NとMW-12A-Nの裏面の写真が載っています。↓
上のレビューの写真を見れば分かるように、MW-12GT-Nの裏面には電池用の小さい蓋があり、ネジ1本で固定されています。
これに対して、MW-12A-Nの裏面にはこの小さな蓋がなく、全体がのっぺりとした面になっています。
この電池用の蓋の有無は、本体重量にも現れています。
MW-12GT-Nが110gなのに対し、MW-12A-Nは103gとわずかに軽量です。
この7gの差は、電池蓋という物理パーツの有無、そして蓋を支えるための筐体強度の違いによるものです。
MW-12A-Nの方が安い
次に両者の価格を見てみましょう。
Amazonでの直近1年の最安値を比較すると、以下のようになっています。
その差額は265円。
1年を通して見ても、MW-12A-Nの方がMW-12GT-Nより200〜300円ほど安いんですね。
この価格差も裏面の電池蓋の有無が原因です。
MW-12A-Nは電池用の蓋をなくすことでコストダウンしているんです。
基本性能は全く同じ
MW-12GT-NとMW-12A-Nには電池の蓋の有無という違いがありますが、電卓としての基本性能は全く同じです。
どちらのモデルも、12桁表示、税計算、時間計算、サインチェンジ(+/ー切替)、桁下げ(バックスペース)キーを装備しています。
また、仕事や資格試験で重要となる早打ち機能(2キーロールオーバー)も両機種に搭載されており、公認会計士や税理士、簿記の試験でもストレスなく打鍵可能です。
サイズはCASIO(カシオ)独自のミニジャストサイズ(14.5×10.3cm)。
手の平に収まるコンパクトさを持ちながら、キーの間隔はブラインドタッチに必要な広さが確保されています。
デスクの限られたスペースを有効活用したいユーザーにとって、どちらを選んでも満足が行くはずです。
両者のスペックを比較表にまとめておきましょう。
| 比較項目 | MW-12GT-N | MW-12A-N |
| カラー | シルバー | シルバー |
| 本体サイズ | 14.5 × 10.3 × 3.07 cm | 14.5 × 10.3 × 3.07 cm |
| 重量 | 110g | 103g |
| 電池交換の蓋 | あり(容易) | なし(分解が必要) |
| Amazon最安値 | 1,291円 | 1,026円 |
| 滑り止めゴム足 | 2個(下部) | 2個(下部) |
| 早打ち対応 | あり(2キーロールオーバー) | あり(2キーロールオーバー) |
| 主な計算機能 | 税・時間・12桁・サインチェンジ | 左に同じ |
MW-12GT-NとMW-12A-Nの違いは?それぞれの電池交換法
CASIO(カシオ)の電卓は安いモデルでも5年以上使い続けることができます。
しかし長く使えるからこそ、避けて通れないのが電池寿命の問題です。
ソーラー式(TWIN POWER)でも電池交換が必要な理由
「ソーラー式(TWIN POWER)なら、光があれば永久に使えるのでは?」と思われがちですが、実はそうではありません。
ソーラー電卓には、光が弱い場所でも安定して動作させるための補助電池が内蔵されています。
以下は、10年間「MW-12A-N」を愛用してきたユーザーのAmazonレビューの引用です。
MW-12Aを会社で約10年使っています。限られたデスク空間で大き過ぎず、故障や不具合もなく、すっかり手に馴染んで優秀な事務用品です。
https://amzn.to/3YQNA1g
が、異動先の事務所はお昼休みに入ると、いきなり消灯して、計算が消えてしまうことが度々でした。
このように、長期間の使用で電池が寿命を迎えると、ソーラーパネルに十分な光が当たらなくなった瞬間に計算データが消失します。
ただし、これはMW-12GT-Nでも同じです。
違いは電池交換のしやすさ。
上のレビューは以下のように続いています。
別の事務所でも使うため買い増しでMW-12GTを購入しました。色の違いのみで、キー配列も機能も同じようです。(写真1)
https://amzn.to/4jjsUs4
裏側は電池交換の蓋が付いています。(写真2)
どちらもTWIN POWERとなっていますが、直接光を当てないでいると12Aは直ぐに表示が消えて0となってしまいます。(写真3)
10年の使用で内蔵電池がヘタったが、簡単に交換できるか否かの違いのようです。因みに電池はCR2032です。
重要な計算をしている最中に、電池切れのせいで表示が消えてしまう事態は避けたいところです。
MW-12GT-Nなら30秒で電池交換可能
この「電池のヘタり」に直面したとき、威力を発揮するのはMW-12GT-Nです。
先ほどのAmazonレビューの写真にあったように、MW-12GT-Nの背面には専用の電池蓋があり、小さなネジを1本外すだけで簡単にCR2032電池を交換できます。
作業時間はわずか30秒程度。
ドライバーが1本あれば、特別な技術は不要です。
このメンテナンス性の高さは、仕事や勉強を中断させないという安心感に直結します。
経理職の方や資格試験に挑む方にとっては、この安心感を200円程度の差額で買えることになります。
MW-12A-Nでも「一応」電池交換はできる
一方、電池蓋のないMW-12A-Nは、公式には「販売店での修理扱い」となるため、電池交換を諦めて買い替える人も少なくありません。
しかし、ヨドバシ.comのレビューには、自分で電池交換する裏技が紹介されています。
その方法は以下のとおり。
- 裏蓋にある2本のネジを外す。
- カバーの両サイドにある左右3箇所の「ツメ」を外す。この時、プラスチック製のヘラ、あるいはバッグクローザー(食パンの袋を留めるもの)を使う。
- 隙間にヘラを差し込み、慎重にプラスチックのツメを外して内部を開き、電池を交換する。
上のようにやれば、MW-12A-Nでも自力で電池交換はできるんですね。
ただし、あくまで自己責任です。
慣れていないとプラスチックのツメを折ってしまったり、筐体に隙間ができてしまったりするリスクがあります。
万人にオススメできる方法ではありません。

壊さないかとヒヤヒヤしながら電池交換するぐらいなら、200円多く出して、MW-12GT-Nを買ってしまった方がいいかも。
MW-12GT-NとMW-12A-Nの違いは?どちらを選ぶべき?
MW-12GT-NとMW-12A-Nの違いは電池交換のしやすさであることが分かっていただけたと思います。
どちらも計算性能は同じであるため、購入判断は何を重視するかで決まります。
そこで、失敗しないための判断基準をタイプ別に整理しました。
MW-12GT-Nを選ぶべき人
メンテナンス性を重視したい方はMW-12GT-Nを選んでください。
MW-12A-Nを選ぶべき人
一方、あくまで安さを求めるなら、MW-12A-Nが正解です。
MW-12GT-NとMW-12A-Nの違いは?まとめ
CASIO(カシオ)の電卓、MW-12GT-NとMW-12A-Nの違いを解説してきました。
唯一にして最大の違いは、「裏面に電池交換用の蓋があるかどうか」だけです。
両モデルの計算機能、キー配列、本体サイズ、そしてシルバー調のデザインは同じです。
簿記検定や事務作業で重要となる早打ち機能(2キーロールオーバー)も、両モデルにしっかり搭載されています。
もし迷っているなら、個人的にはMW-12GT-Nをおすすめします。
電池が消耗した時に、30秒で交換できるMW-12GT-Nと、本体を分解する必要があるMW-12A-Nとでは、200円以上の差があるからです。
仕事や勉強で長く使う道具だからこそ、未来のメンテナンス代として、わずかな差額(200円)を投資しておくべきです。
【電池交換30秒!長く使うならこちら】 CASIO MW-12GT-N↓
【圧倒的コスパ!安く使い倒すならこちら】 CASIO MW-12A-N↓
MW-12GT-NもMW-12A-NもCASIO(カシオ)の定番電卓です。
自分のスタイルに合った1台を選んでいただければと思います。
最後に、MW-12GT-NとMW-12A-N以外の選択肢として、別モデルを2つ紹介しておきます。
<CASIO ND-26S 日本電卓技能検定教会推奨電卓・簿記検定推奨品 プロ用実務電卓>
簿記検定推奨品として有名なプロ用実務電卓です。
商業高校では、生徒全員がこの電卓のスクール版(AZ-26S)を購入することが多いようです。
また資格スクールでは、プロ版(ND-26S)を受講生に推奨しているみたいですね。
プロ版(ND-26S)もスクール版(AZ-26S)も単に販売経路が違うだけで、性能や外観は同じです。
Amazonでは両方販売されていますが、なぜかプロ版(ND-26S)の方が700円ほど安くなっています。
それでも8,000円近くするのですが、値段と引き換えに、圧倒的な性能と絶対の安定感を手に入れることができます。
もちろん電池交換用の蓋が裏面に付いており、滑り止め用のゴム足も上下左右に計4つ付いています。
資格試験に合格した後も仕事で使いたいなら、思い切って最初にこのモデルを買うといいと思います。
一生の道具になるはずです。
<CASIO MW-C20Cシリーズ 10色から選べる 12桁ミニジャスト カラフル電卓>
MW-12GT-NもMW-12A-Nもシンプルなデザインで、道具としてはカッコいいのですが、ちょっと地味ですよね?
もうちょっとポップなカラーの電卓を使い、仕事中や勉強中に気分を上げたい人は、CASIOの12桁カラフル電卓(12桁ミニジャストタイプ)がオススメです。
レイクブルー、ペールブルー、オレンジ、パープル、ビビットピンク、ペールピンク、ブラック、ホワイト、ミントグリーン、ライムグリーンの10色があり、どれもポップで最高にかわいいです。
もちろん計算性能や使い勝手も優れていますが、デザイン以外にも、MW-12GT-NやMW-12A-Nにないメリットがあります。
それが裏面の滑り止めゴムの数です。
MW-12GT-NとMW-12A-Nは裏面の滑り止めゴムが2個しか付いていないのに対し、CASIO MW-C20Cシリーズは上下に合計4個付いているんですね。
この2個の差は結構大きくて、滑り止めゴムが下の2個だけだと机の上で滑りやすかったりするんです。
それが気になる人は、わざわざダイソーで滑り止めのゴムを買ってきて、自分で2個貼ったりするのですが、CASIO MW-C20Cシリーズならその必要がないんです。
AmazonレビューにMW-C20Cシリーズの裏面の写真が載っており、ゴム足が上下に4つ付いているのを確認できます。
値段も、ブラックとホワイトを除けば800円台(※価格変動あり)と非常にお得です。
電卓には正しい使い方があります。
特にこれから公認会計士や税理士、簿記の資格試験を目指す人は、電卓の操作法を最初にマスターしておくと有利です。
入門書を1冊読んで、速く正確に計算する方法を学んでください。
