この記事は、次のような疑問をお持ちの方に向けて書かれています。
ロジクールのトラックボール『ERGOシリーズ』には、「M575S」(旧モデル)、「M575SP」(新モデル通常版)、そして「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)の3種類があり、違いが非常に分かりにくくなっています。
そこで記事の前半では、「M575S」(旧モデル)と「M575SP」(新モデル)の違いを解説し、後半では「M575SP」(新モデル通常版)と「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)の違いを深掘りします。
(※一番下にこの記事の内容を動画にしたものも用意しています)
M575S(旧モデル)とM575SP(新モデル)の違い
これから解説する商品は3つです。
最初にそれぞれの発売日と型番を整理しておきます。
- 2020年11月26日
- 2024年9月19日
なお、記事中で「M575SP」(新モデル)と表記しているものと「M575SP(新モデル通常版)」と表記しているものは同じ製品を指します。
またM575S(旧モデル)は、サイトによっては「M575」と表記されることもあります。
まず、「M575S」(旧モデル)と「M575SP」(新モデル)の比較です。
2つの見た目は同じながら、中身にはいくつか重要な違いがあります。
特に重要な3つの違いを表にまとめました。
| 比較項目 | M575S(旧モデル) | M575SP(新モデル) | 変更のポイント |
|---|---|---|---|
| クリック音 | 通常クリック音 | 約80%ノイズカットの静音クリック | 静音性の進化 |
| 接続方式 | Unifyingレシーバー+Bluetooth | Logi Boltレシーバー+Bluetooth | セキュリティ・安定性の向上 |
| 電池の持ち | 最大24ヶ月 | 最大18ヶ月 | 短くなった |
クリック音
「M575SP」(新モデル)の最も分かりやすい変更点がクリックの静音化です。
「M575S」(旧モデル)が「カチッ」というしっかりしたクリック音だったのに対し、「M575SP」(新モデル)は約80%のノイズカットが施され、ほとんど音が気にならないレベルになりました。
夜間の作業や静かなオフィスでの使用を重視するなら、「M575SP」(新モデル)がおすすめです。
無線接続の方式
新モデル、旧モデルともにBluetoothの仕様は同じです。
しかし、無線接続の方式が変更されています。
M575SP(新モデル)に採用された「Logi Bolt」は電波干渉に強く、高いセキュリティを備えています。
ただし、既存のUnifying対応機器との互換性はありません。

電池の持ち
電池の持続時間にも違いが見られます。
どちらも単三電池1本を使うことに変わりはありません。
しかし、「M575S」(旧モデル)が最大24ヶ月(2年)の電池持ちを誇っていたのに対し、「M575SP」(新モデル)は最大18ヶ月に短縮されています。

あれ?新モデルの方が電池の持ちが短いのか。
はい。
とはいえ、「M575SP」(新モデル)でも1年半は電池交換が不要であり、日常使用で困ることはほとんどないはずです。
M575SP(新モデル通常版)とM575SPd(新モデルAmazon限定版)の違い
続いて、「M575SP」(新モデル通常版)と、「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)の違いを解説します。
結論から言えば、両者の差は保証期間、カラー展開、特典の有無だけです。
機能や外観は全く同じです。
| 比較項目 | M575SP(通常版) | M575SPd(Amazon限定版) | 主なポイント |
|---|---|---|---|
| 保証期間 | 2年間 | 1年間 | 限定モデルは1年短い |
| 価格 | 7,000円~8,500円程度 | 6,000円〜7,700円前後 | 傾向としてはAmazon限定版の方が安い |
| カラー展開 | グラファイト、オフホワイト、ブラック | ブラックのみ | Amazon限定モデルはカラーが1色のみ |
| 特典 | 特になし | 壁紙ダウンロード付き | 限定モデルのユニークな特典 |
| 機能 | Logi Bolt、静音クリック、Bluetooth対応 | Logi Bolt、静音クリック、Bluetooth対応 | 完全に同じ |
保証期間
「M575SP」(通常版)と「M575SPd」(Amazon限定版)の大きな違いは保証期間です。
通常、保証期間が短い製品は安くなる傾向がありますが、「M575SPシリーズ」に関しては必ずしもそうではありません。
Amazonでの販売価格は色や時期によって常に変動するので、保証期間が2年の通常版の方が、1年のAmazon限定版より安くなることもあります。
ただ、「Keepa」で双方の価格変動を比較してみると、長期的な傾向としてはAmazon限定版の方が安いことが分かります。
「M575SP」(通常版)のグラファイトカラーは、価格が一番下がった時でも7,000円ぐらいです。↓
価格チャート-1.png)
一方、「M575SPd」(Amazon限定版)だと、最安で6,000円台前半まで下落しているのが分かります。↓

タイミングにもよりますが、安く買いたいならAmazon限定版を狙った方がいいですね。
カラー展開
「M575SP」(通常版)には、複数のカラーバリエーション(グラファイト、オフホワイト、ブラック)が用意されています。
一方、「M575SPd」(Amazon限定版)はブラックのみです。
グラファイトやオフホワイトが欲しい場合は、「M575SP」(通常版)を選んでください。
特典の有無
「M575SPd」(Amazon限定版)には「壁紙ダウンロード」という特典が付いています。

単なるオマケなので、これが選択の基準になることはないと思います。
M575S、M575SP、Amazon限定モデルの違いは?結局どれを選ぶべきか?
これまで、M575S(旧モデル)、M575SP(新モデル通常版)、そして「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)の違いを紹介してきました。
ここでは、最終的にどのモデルを選ぶべきか解説します。
M575S(旧モデル)を選ぶ理由は限定的
「M575S」(旧モデル)は現在も販売中ですが、価格が「M575SP」(新モデル)とほぼ同じか、カラーによってはむしろ高くなっています。
「M575S」(旧モデル)が「M575SP」(新モデル)より優れている点は、電池の持ち(最大24ヶ月)」のみであり、クリックの静音性や無線接続のセキュリティ&安定性は「M575SP」(新モデル)の方が上です。
静音性とセキュリティを犠牲にしてまで、わざわざ「M575S」(旧モデル)を選ぶ理由はないと思います。
したがって、以下のような人を除き、静音化され、無線接続のセキュリティも進化した「M575SP」(新モデル)を強くおすすめします。
<それでもM575S(旧モデル)を買うべき人は?>
・既にUnifyingレシーバーで構築したロジクール製品の環境を崩したくない人。
・電池の持ち(最大24ヶ月)を重視する人。
M575SP(新モデル通常版)vs M575SPd(新モデルAmazon限定版)
「M575S」(旧モデル)を選ぶメリットが薄くなった現在、実質的な選択肢は「M575SP」(新モデル通常版)と「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)のどちらかとなります。
両モデルは本体の機能や外観が完全に同じなので、「保証期間」「カラー」「価格」のバランスで選ぶことになります。
M575SP(新モデル通常版)がおすすめな人
M575SPd(新モデルAmazon限定版)がおすすめな人
M575S、M575SP、Amazon限定版の違いは?まとめ
これまで、ロジクールのトラックボール「M575S」(旧モデル)、「M575SP」(新モデル通常版)、「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)の違いを見てきました。
最後に、自分に合ったモデルを購入するためのポイントをおさらいします。
まず原則として、「M575S」(旧モデル)よりも、「M575SP」(新モデル通常版)、または「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)を選んだ方が良いということ。
そして、「M575SP」(新モデル通常版)と「M575SPd」(新モデルAmazon限定版)では、保証期間、カラー、価格に着目して選ぶべきということです。
この記事が、ロジクールトラックボール「M575シリーズ」選びの一助となれば幸いです。



