この記事は次のような疑問に向けて書かれています。
記事の前半では、公式情報をもとに、Ashardがどこの国のブランドかを明らかにします。
また後半では、Ashardのスーツケースが向いている人と向いていない人を解説します。
Ashardのスーツケースはどこの国?中国企業と判明!
Amazonで人気のAshardのスーツケース。
あまり聞いたことのないブランド名なので、「どこの国の会社?」と思っている人も多いと思います。
結論から言うと、Ashardは中国(深圳市)のブランドです。
ここでは、Amazonの「特定商取引法に基づく表記」と特許庁のデータをもとに解説します。
「特定商取引法に基づく表記」から分かること
日本のAmazonで販売する業者は、「特定商取引法に基づく表記」を掲載する義務があります。
Ashardの「特定商取引法に基づく表記」には以下のように書かれています。
【特定商取引法に基づく表記】
販売業者:
Shenzhenshi shijuekejiyouxiangongsi
お問い合わせ先電話番号:
+8615302729056
住所:
福海街道稔田社区 福瑞路76号301 深圳市 宝安区 广东省 518100 CN
運営責任者名:
Chao Xu
店舗名:
Ashard Travel Goods Store
この表記から以下のことが分かります。
販売業者名・運営責任者名
アルファベットで表記されている販売業者名と運営責任者名は、いずれも中国語のピンイン(発音記号)です。
これらを漢字表記に直すと、以下のような企業・人物であると推測できます。
| 項目 | 特商法の表記(アルファベット) | 推測される漢字表記 |
| 販売業者名 | Shenzhenshi shijuekejiyouxiangongsi | 深圳市 視覚科技 有限公司 (または「時覚」「詩覚」などの可能性あり) |
| 運営責任者名 | Chao Xu | 徐 超(シュー・チャオ) |
住所・電話番号
住所に記載されている「CN」は中国(China)の略記です。
また、電話番号の先頭にある「+86」は中国の国番号です。
住所を並び替えて整理すると、以下のようになります。
このように、販売業者名・運営責任者名が共に中国系で、住所も中国の広東省深圳市にあることから、Ashardは中国のブランドであると断定できます。
日本で商標登録済み
格安の海外ブランドだと、信頼性に不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし、Ashardの出品者ページには以下のような重要情報も記載されています。
<出品者について>
Ashard
Amazonブランド登録、商標登録のブランドです。
登録商標:Ashard
登録番号:第6284076号
これは、Ashardが日本で商標登録していることを意味します。
特許庁のデータベース(J-PlatPat)でこの登録番号を照会すると、以下の情報が出てきます(一部省略して引用)。
【発行国・地域】 本国特許庁
【公開日】令和2年3月17日(2020.3.17)
【公報種別】公開商標公報
【出願番号】商願2020-22675(T2020-22675)
【出願日】令和2年3月2日(20203.2)
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】第18類
獣皮,通学用かばん,カード入れ,旅行用トランク,幼児用背負い袋,リュックサック,札入れ,ブリーフケース,革製又はレザーボード製の箱,財布,クレジットカード入れ(財布),家具用張り革,幼児連れ歩き用安全ひも,傘,登山用ステッキ,動物用革製引きひも,動物用首輪,馬の引き革,むち,スポーツバッグ,名刺入れ
【識別番号】519429875
【氏名又は名称】厦▲門▼南辰科技有限公司
【識別番号】100178434
【氏名又は名称】李 じゅん
「旅行用トランク」とはスーツケースを指しており、Amazonでの販売内容と一致しますよね。
このように、Ashardは日本の特許庁に高い手数料を払って商標権を申請・維持していることから、信頼の置けるブランドと言えそうです。
Ashardのスーツケースはどこの国?返品窓口はAmazon!
「安いけど品質や耐久性は大丈夫?」と心配になる人もいると思います。
かつては「メイド・イン・チャイナ」と言えば、安かろう悪かろうの代名詞でした。
しかし今、Ashardが本拠地を置く深圳は世界の最先端を行く工業都市です。
「中国のシリコンバレー」と呼ばれる深圳で製造
Ashardが拠点を置く広東省深圳市は、中国のシリコンバレーと称される世界最先端のIT都市です。
世界的に有名なドローンメーカー『DJI』や、大手通信機器メーカー『Huawei(ファーウェイ)』、電気自動車(EV)でテスラを凌駕する『BYD』など、これら全てが深圳に本社を置いています。
深圳の製造環境には以下のような特徴があります。
このようにAshardのスーツケースは、深圳が誇る最先端のサプライチェーンを活用して作られているため、高い品質が担保されているんですね。
それでいて、1万円前後という安さで提供できる理由は主に3つあります。
- D2C(工場直販)スタイルの採用:
中間の商社や日本の代理店、実店舗(百貨店や量販店など)を一切挟まず、深圳のネットワークからAmazonを通じてユーザーへ直接販売しているため、中間マージンや店舗維持費がカットされています。 - 優れた素材(ポリカーボネート+ABS)の効率的な調達:
軽さと頑丈さを両立する「PC(ポリカーボネート)樹脂」と「ABS樹脂」のハイブリッド素材を、深圳の巨大市場から安価に一括調達しています。これにより、「軽くて丈夫なのに安い」を実現しています。 - ネット販売への特化:
テレビCMや雑誌広告などの高額な広告費をかけず、Amazonの口コミ(評判)で認知度を上げているため、余計なコストが価格に上乗せされていません。
Amazonの返品・返金ポリシーを遵守
どれだけ優れた製造環境で作られていても、工業製品である以上、不良品が発生するリスクはゼロではありません。
しかし不良品に当たっても、Amazonの返品・返金ポリシーに則り、速やかに対処してくれます。
Ashardの出品者ページにも以下のとおり明記されています。
万が一商品に欠陥、不良がありましたら、Amazonの返品・返金ポリシーにしたがって速やかに対応させていただきますので安心してお買い求め下さい。
https://amzn.to/49TsWU5
「Amazonの返品・返金ポリシーが適用される」とはっきり書いているので、万が一、届いたスーツケースに不具合があった場合でも、Ashardと直接交渉する必要はありません。
Amazonの購入履歴画面から簡単な手続きをするだけで、着払いで返品し、全額返金や交換を受けることができます。
| チェックポイント | Ashardの対応状況 | メリット |
| 初期不良の対応窓口 | Amazonが対応 | 業者との直接交渉は一切不要で、ボタン一つで返品申請できる。 |
| 送料の負担 | 着払い | ユーザー側が送料を払う必要なし。 |
| ショップの姿勢 | 規約遵守を明言 | 出品者ページに「速やかに対応」と明記しており、安心できる。 |
Amazonの強力な顧客保護ルールのもと、コスパに優れたAshardのスーツケースを買えるわけです。
Ashardのスーツケースはどこの国?向いている人と不向きな人
Ashardのスーツケースはコスパの良い商品ですが、万人にとってベストというわけではありません。
ここでは、Ashardのスーツケースが向いている人と向いていない人について解説します。
Ashardのスーツケースが不向きな人
以下のような高い基準を求めている方は、Ashardのスーツケースを選ぶと期待外れになる可能性が高いため、おすすめできません。
こだわり別に、推奨ブランドを表で整理しました。
| 求めるこだわり | 推奨ブランド |
| 絶対的な耐久性とステータス | Samsonite(サムソナイト)、RIMOWA(リモワ) |
| 日本ブランドの品質 | ACE(エース)、Proteca(プロテカ)、sunco(サンコー鞄) |
上記に当てはまる場合は、予算を2万〜5万円以上、あるいはそれ以上に引き上げてでも、スーツケースの世界トップブランドであるSamsonite(サムソナイト)やRIMOWA(リモワ)、日本の老舗メーカーACE(エース)やProteca(プロテカ)を選んだ方が満足度は高くなります。
Ashardのスーツケースが向いている人
一方、次のようなニーズを持つ方にとっては、Ashardのスーツケースがベストの選択肢になります。
スタイリッシュなデザインと実用性を安く手に入れたい方には、Ashardのスーツケースを強くおすすめします。
Ashardのスーツケースはどこの国?まとめ
ここまでAshardのスーツケースについて解説してきました。
Ashardは中国(広東省深圳市)の会社ですが、以下の3点から、信頼できるブランドと言えます。
一生モノの高級スーツケースを求めている方には向きませんが、年1〜2回の短期旅行や出張に使えればいい人にとって、Ashardのスーツケースは間違いなくベストです。
最後に、Ashardのスーツケースを買う際のチェックリストを用意しました。
このチェックリストで3つ以上当てはまるなら、Ashardのスーツケースを選んで満足できる可能性が高いです。
コスパの良いAshardのスーツケースを手に入れて、ぜひ旅行や出張のお供にしてください。

