Amazonでミネラルウォーターを探すと、Amazonブランドのラベルレス天然水が出てきますよね。
有名メーカーのものより安く、ゴミ捨てが楽といったメリットがあります。
一方、「本当に安全なの?」と不安に感じる方も少なくありません。
そこで、Amazon天然水の安全性について調査しました。
Amazon天然水の安全性は?中身はアイリス『富士山の天然水』
『by Amazon 天然水 ラベルレス 500ml ×24本』の商品ページを見ると、採水地は富士山(静岡県産)とあります。
しかし、もう少し詳しい情報が欲しいところです。
そこで、この製品の特徴である「硬度37mg/L」「バナジウム22μg/L」といった情報をもとに、同じミネラルウォーターがないか検索してみました。
すると、同一成分、同一含有量の商品が楽天で見つかりました。↓
Amazon天然水ラベルレスの製造元はアイリスのようです。
上の商品ページで使われている写真がAmazon天然水の写真と全く同じで、バナジウムの含有量も同じ(22μg/L)でした。
アイリスの公式サイトにもこの商品のページがあり、やはり写真や成分の含有量が全く同じ。
Amazon天然水ラベルレスの中身はアイリスの『富士山の天然水』と考えて間違いありません。
なお、製造工場は富士裾野工場と思われます。
Amazon天然水の安全性は?アイリス『富士山の天然水』の検査項目
Amazon天然水ラベルレスの中身がアイリス『富士山の天然水』だと分かったので、この商品の安全性をアイリスのサイトで見ていきます。
サイトの下の方に安全性についての記述があります。
水道水質基準(51項目)
まず、公式サイトには
「当社使用の井戸水は水道法が定めた水道基準項目51種全てにおいて基準をクリアしています」
とあります。
「水道基準項目51種」とは、水道法第4条で定められている、水道水の水質に関する検査項目と基準値のことです。
具体的には以下の項目を指します。(環境省のサイトより引用)
| 項目 | 基準値 | 項目 | 基準値 |
| 一般細菌 | 1mlの検水で形成される集落数が100以下 | 総トリハロメタン | 0.1mg/L以下 |
| 大腸菌 | 検出されないこと | トリクロロ酢酸 | 0.03mg/L以下 |
| カドミウム及びその化合物 | カドミウムの量に関して、0.003mg/L以下 | ブロモジクロロメタン | 0.03mg/L以下 |
| 水銀及びその化合物 | 水銀の量に関して、0.0005mg/L以下 | ブロモホルム | 0.09mg/L以下 |
| セレン及びその化合物 | セレンの量に関して、0.01mg/L以下 | ホルムアルデヒド | 0.08mg/L以下 |
| 鉛及びその化合物 | 鉛の量に関して、0.01mg/L以下 | 亜鉛及びその化合物 | 亜鉛の量に関して、1.0mg/L以下 |
| ヒ素及びその化合物 | ヒ素の量に関して、0.01mg/L以下 | アルミニウム及びその化合物 | アルミニウムの量に関して、0.2mg/L以下 |
| 六価クロム化合物 | 六価クロムの量に関して、0.02mg/L以下 | 鉄及びその化合物 | 鉄の量に関して、0.3mg/L以下 |
| 亜硝酸態窒素 | 0.04mg/L以下 | 銅及びその化合物 | 銅の量に関して、1.0mg/L以下 |
| シアン化物イオン及び塩化シアン | シアンの量に関して、0.01mg/L以下 | ナトリウム及びその化合物 | ナトリウムの量に関して、200mg/L以下 |
| 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 | 10mg/L以下 | マンガン及びその化合物 | マンガンの量に関して、0.05mg/L以下 |
| フッ素及びその化合物 | フッ素の量に関して、0.8mg/L以下 | 塩化物イオン | 200mg/L以下 |
| ホウ素及びその化合物 | ホウ素の量に関して、1.0mg/L以下 | カルシウム、マグネシウム等(硬度) | 300mg/L以下 |
| 四塩化炭素 | 0.002mg/L以下 | 蒸発残留物 | 500mg/L以下 |
| 1,4-ジオキサン | 0.05mg/L以下 | 陰イオン界面活性剤 | 0.2mg/L以下 |
| シス-1,2-ジクロロエチレン及び トランス-1,2-ジクロロエチレン |
0.04mg/L以下 | ジェオスミン | 0.00001mg/L以下 |
| ジクロロメタン | 0.02mg/L以下 | 2-メチルイソボルネオール | 0.00001mg/L以下 |
| テトラクロロエチレン | 0.01mg/L以下 | 非イオン界面活性剤 | 0.02mg/L以下 |
| トリクロロエチレン | 0.01mg/L以下 | フェノール類 | フェノールの量に換算して、0.005mg/L以下 |
| ベンゼン | 0.01mg/L以下 | 有機物(全有機炭素(TOC)の量) | 3mg/L以下 |
| 塩素酸 | 0.6mg/L以下 | pH値 | 5.8以上8.6以下 |
| クロロ酢酸 | 0.02mg/L以下 | 味 | 異常でないこと |
| クロロホルム | 0.06mg/L以下 | 臭気 | 異常でないこと |
| ジクロロ酢酸 | 0.03mg/L以下 | 色度 | 5度以下 |
| ジブロモクロロメタン | 0.1mg/L以下 | 濁度 | 2度以下 |
| 臭素酸 | 0.01mg/L以下 | (空白) | (空白) |

あれ、アイリス『富士山の天然水』(Amazon天然水)って水道水ではないよね?
はい、水道水ではありません。
しかし天然水メーカーは、水道水の基準と同等以上の品質管理を行っていることをアピールするために、「水道水質基準(51項目)をクリアしている」と明示することがよくあるんです。
Amazon天然水も51項目の基準をクリアしていることになりますね。
PFAS、PFOA、PFHxS
アイリス『富士山の天然水』のサイトにはPFAS、PFOA、PFHxSについての記述もあります。
「PFOS、PFOAの合計値は国の水道法暫定目標値(50ng/L未満)に対し、1/10未満の数値であることを確認しています。 また、PFHxSにおいても50ng/L未満の数値を確認しています」
国の暫定目標値(50ng/L未満)の10分の1未満に収まっているとのことなので、5ng/L未満ということになります。
この値は、WHOの基準値(100ng/L)よりはるかに低く、米国の基準値(4ng/L)と同等と言えます。
Amazon天然水のPFAS、PFOA、PFHxSに関する安全性についても問題なさそうです。
Amazon天然水の安全性は?アイリス『富士山の天然水』は自主回収の過去あり
アイリス『富士山の天然水』(=Amazon天然水)が、水道水質基準(51項目)とPFAS、PFOA、PFHxSの基準はクリアしていることは分かりました。
しかし、アイリス『富士山の天然水』は過去に自主回収をしたことがあります。
そのことを伝えるニュース記事の一部を引用します。
「アイリスオーヤマグループのアイリスフーズは17日、ネット通販やスーパーなどで販売したミネラルウォーター「富士山の天然水」「ザ・プライス 天然水」の計約860万本を自主回収すると発表した。「富士山の天然水」5本でカビ混入が判明したため、同じラインで製造した商品を自主回収する。同社は「飲んでも健康被害の恐れは少ない」としている」
https://www.asahi.com/articles/ASP9K5G3XP9KULFA01Z.html
(朝日新聞:2021年9月17日)
カビの混入ということなので、水源地の問題ではなく、採水後の製造過程で入り込んだと思われます。
「飲んだとしても健康被害の恐れは少ない」とコメントしたようですが、この自主回収ロットを購入して実際に飲んだ人のレビューがありました。↓
このレビューの内容をまとめると、
- 変な味がした
- その後お腹を下した
- 後日開けてみると、キャップの内側の水が触れていた部分だけ黄色くなっていた
- 自分が購入したロットナンバーの製品にカビが混入していたとアイリスからメールで連絡があった
- 着払いで返品しクオカードで返金
となります。
この方は「お腹を下した」と言っていますから、健康被害は実際に起きていたことになります。
その後、安全性に関する問題は起きていないようですが、一度でもこういうことがあると、疑心暗鬼になっても仕方ありません。
Amazon天然水の安全性は?レビューの内容は?
ここでAmazon天然水(ラベルレス)のその他のレビュー概要を紹介します。
2万件以上のレビューがついているので、全部を見ることは到底できません。
しかし、ざっと私が見た限りでは、肯定的なレビューがほとんどでした。
一方、否定的なレビューでは、外箱の段ボールや味について述べたものがいくつか目につきました。
コスパはいいが箱が残念。
箱がダメ。
段ボールを貼りあわせていた。
安いが、あまり美味しくない。
まずいわけではないが、美味しくもない。
Amazon天然水の安全性は?まとめ
最後に記事をまとめます。


